１．個別化

クライエントの悩みや困りごとなどについて、似たものであっても、先入観や偏見で判断しない。

利用者それぞれ家庭環境や性格・価値観は違うため、この世に「同じ問題」は存在しない。

ラベリングやカテゴライズすることなく、利用者を個人として捉え、向き合う。

２．意図的な感情表現

利用者の自由な感情表出を認める。

ポジティブな感情だけでなく、怒りや悲しみなどネガティブな感情の表出も大切。

ただ表出を認めるだけでなく、表出できるような雰囲気や関係性を作ることも必要。

利用者の感情に飲み込まれないようにする。

相手の気持ちに寄り添うことも必要だが、自らの感情をコントロールし、過度な感情移入をしないように気を付ける。

利用者の考え方・行動をありのまま受け入れ、理解する。

先入観や偏見によって判断しないようにする。

利用者への命令や感情の否定は決してしない。

利用者の行動や考え方について、善悪を判じない。

あくまで「援助」をすることが援助者の仕事であり、クライエントの価値判断の良い悪いを判断することは援助者の仕事ではない。

自らの行動を決定するのは利用者自身である。

こうするべき、こうしない方がいい、など命令的な指示をしてはいけない。

援助者は、利用者が自らの行動を決定するための手伝いを行う。

利用者の個人情報を外部に漏らさない。

噂話から組織での情報管理まで、個人情報保護を徹底する必要がある。